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アザーズ

――MOTHER(母)、Mを取ったらOTHER(他人、もう一方の人)。
母ともう一方の人たちの物語。

タイトルが英語原文の場合、英語の辞書はたいへん役に立つ。
the other side  反対側、死後の世界

これは光アレルギーの子供を持つ美しくて少し神経質な母と、
もう一方(あちらの世界の)人たちとの物語。
血は出ない。大きなお屋敷、のどかな風景、えぐい絵はない。
でも怖さは、じわじわと来る。

ドアは開けっ放しにしない、カーテンは開けない、光アレルギーの子供のために、美しい母は神経質になる。それはそうだ。
でも度を越してその行動がエスカレートすると、見ていてちょっと怖く感じる。

子供があちらの世界の子供と接触したから、もっともっと神経質になる。
ニコール・キッドマンの美しい顔が、その度に恐怖でゆがむ。
見ている方には、あちらの存在も怖いが、彼女の表情も結構怖い。
お手伝いさんたちも十分不気味だけど。
人を信用できないことほど、怖いものは無い。

どんでん返しはもちろん、あっ!だが、
それよりも母親の情念、ひたむきさ、母という存在そのものが怖い。

[蛇足]
うちの家の天井裏で、夜中時々ねずみが運動会をする。
急にドカドカ駆けていく。結構ドキッとする。
私にとって、ねずみこそがアザーズなのだ。
もっとも彼らだって人間を怖がっていると思うが。

出演:ニコール・キッドマン 
(2002年アメリカ/スペイン/フランス)

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1945年、ふたりの子供と広大な屋敷で暮らす人妻グレースは3人の使用人を雇う。  その日から、屋敷内で怪事件が続発。  やがてグレースは子供たちから、見えない“... [続きを読む]

受信: 2005.02.25 13:55

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